核融合科学研究所

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2024.4.4

LHD 実験中の火災を想定した消火訓練を実施

トピックス

核融合科学研究所は、令和5年度の大型ヘリカル装置(LHD)プラズマ実験中の消火訓練を土岐市南消防署の協力を得て、3月14日に実施しました。

所内から約100名の実験関係者が参加して行われた訓練は、実験中に大型ヘリカル実験棟本体室地下内の一部の実験用装置から、小規模な火災が発生したという想定の下、危機管理指揮本部を立ち上げて実施しました。自衛消防隊地区隊本部が置かれた制御室では、地区隊長の指示により、安全確保や装置停止など非常時の措置がとられ、模擬出火現場である本体室では、地区隊本部からの指示により、職員で構成した地区隊現場対応班が、初期消火活動や設備の状況確認等を迅速に行いました。また、消防署消防隊を管理区域内の火災現場まで誘導する訓練も行いました。

自衛消防隊地区隊本部から危機管理指揮本部への情報伝達については、情報を一元化し迅速な対応をとるため、専用防災無線を使用して連携を密にし、地元自治体等関係機関への通報訓練(模擬)も速やかに行われました。一連の対応状況はホワイトボードに時系列で列記され、訓練は危機管理指揮本部長の終了宣言により終了しました。

終了後、土岐市南消防署からは「消火活動における役割を明らかにするためビブスの着用やホワイトボードの取り組みが非常に良く、全体的に良い訓練となっていた。」等の講評や、防火に対する危機意識を高めるための助言がありました。また、吉田善章所長からは「訓練内容に沿った動きができており、これからのLHD実験でも、安全第一で進めてほしい。」との挨拶がありました。

訓練中の地区隊本部の様子 訓練中の地区隊本部の様子
訓練中の地区隊本部の様子
ホワイトボードへ記録を行う自衛消防隊 模擬消火活動を行う自衛消防隊員
ホワイトボードへ記録を行う自衛消防隊 模擬消火活動を行う自衛消防隊員
訓練中の危機管理指揮本部  
訓練中の危機管理指揮本部  
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